計画をたてたのに
今日もまた終わらなかった。
また先送りの繰り返しで
どんどん溜まる、どんどん遅れる。
締め切りは近付いているのにどうしよう?
今日も計画通りに終わらない…!
そうなんです、計画を無理なく立てたはずなのに終わらないんです。
学生の頃は定期テスト、社会人になってからは仕事の企画書や報告書の類。
いつも提出日ギリギリだから今回は余裕を持って見積もり、最初は余裕で計画通りに進むのです。真ん中頃からペース通りに進まなくなり、結局余裕なんて無いまま滑り込みで仕上げるも、内容の不出来さに落ち込む…ということが多々ありました。
今はだいぶ少なくなりましたが(年の功ですね)、それでも時々まだ失敗します。
でも「実感」でわかってきたことは、いくつかあります。
- 午前中の仕事の進み方がとても調子のよいこと。
- 初日から本気で手を付けるとスムーズに進むこと。
- 生活のペースを一定にすると心をフラットに保ちやすい。
- とにかく寝なきゃアイディアなんか浮かばない。
そんな時目に留まったのが、この『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』でした。
なんというダイレクトなメッセージ…!!衝撃すら受けました。
そして読後の感想はというと。そうだったのか?やっぱり、そうだった‼の連続でした。なによりも実践してきた中島さんの言葉が重かった。
この書は「時間をいかに上手に使うか」ということに尽きると思います。著者は“時間術”と言っていますが、まさに時間を自分の意思で操る方法です。
そんなのわかっているとか、よくあること、などと片付けてはいけません。だって現に出来ていないから私達は失敗しているのです。
本書には、著者が40年間実践してきた思考から生み出された方法や、仕事をする上での心得が示されています。本当に、それはたくさん!
ここでは、その中でも私が目からウロコ!と思った開眼ポイントを3点に絞って紹介します。
開眼1.見積もりは正しく。
仕事でも勉強でも、手を付けないうちに計画を立ててはいけない。
著者の中島さん流に言うと“慎重さを欠いた安請け合い“な計画を立てるな、です。ましてや、計画はページ数やタスクの数で区切るなどとんでもない!
実際にある程度始めてみて、やっと判断可能なのです。慎重さを欠いた計画など、ハナから達成できる筈がありません。
正しく見積もった計画は、期日までに終わらないといったリスクを軽減させることが出来ます。よく考えれば社会人として当然の危機管理とも言えます。計画の段階からアヤシイ仕事や勉強など、成功するはずないですものね。
そのとき思い出してほしいのは、いつも後半から計画がずれてくること。実際、多くないですか?最後の方で仕事の質が変わって難易度が高くなること。
勉強で言うと「応用問題が終わらないとテストは終わらない」です。全体を通して単純作業もあればどの位かかるかわからない仕事もある事を考慮して、厚みをならした計画を立てなければいけません。
だから正しくは、まず実際にやってみてから計画を見積もることだったのですね。すべてこれに尽きると思います。
見積もりに関連してもう一つ開眼ポイントだったのは、期日に遅れた120点よりも点も90点や80点の出来で必ず納期に提出する事の方が大切という考え方。
最終段階以外ほとんどの仕事は後から修正可能だし、テスト勉強なら1割の超難問にこだわるよりも残りの9割を全範囲理解することが大事。
言葉で示されると、霧が晴れたように真理を悟った心持ちになりました。
開眼2.ラストスパートからスタートダッシュへ!
日本人は得てして精神論に行きがちです。仕方ありません、そう育てられてきたからです。
「目標に向けて努力する事が大事」
「締め切りは努力目標」
「最後に頑張ればなんとかなる」
しかしホントは知っています。結果を出さなければ評価されないということに。なんとかなると思っていることは、本当はなんとかならないということも。
頑張っていても、自分ではどうにもならない状況に巻き込まれることもあることもあります。
開眼1でせっかく立てた計画さえも、「見積もりは見積もりでしかなく、予定通りに仕事が進むとは限らない」と著者はバッサリ切ります。うう、切ない。
だからこそ、仕事は前倒しにするべきなのです。ラストスパートではなくスタートダッシュが正しい方法といえます。
しかもそれはロケットスタートでなければならない。
具体的には全体の2割の期間で仕事の8割を終わらせるです。
でもそれは経験があります。とにかく最初から本腰を入れて、ある程度まで勢いで取り組んだ仕事や勉強は、中間で放置しても期日内に仕上がるのです。
これがいわゆるロケットスタートなのかもしれません。進む方向も仕事の大枠も出来あがっていると、あとは期日までに落とし込みの量が見えるので気持ちもラクになります。
そして頭の片隅に漂っている期間が長く取れるので、お風呂に入っている時や電車の中などで不意にアイディアがひらめくということが多かったように思います。
開眼3.集中しどころはメリハリつけて。
これは実感中の実践中です。
きちんと寝た日の午前中は、目覚めもよいし、仕事もはかどる。
気持ちもフラットなので、気が散らずに集中力が持続するのも実証済みです。
それに比べ午後は少し散漫気味です。何か変更のメールが入ってないかも気になるし、やりかけのアレやコレやが気になって、結局私この1時間何やってた?なんて事もあります。
集中のポイントは
・頭が冴えている朝(午前中)を有効に使う
・マルチタスクをやめて一点集中にする
・すべきことをリスト化して目で確認です。
また一日中集中するのは難しいので、集中する時間と気持ちを緩める時間を敢えて分けるのも有効な方法であると教えられました。
脳を休める時間に、メールや事務的な処理など比較的単純作業を充てる。納得です。
自分で時間に縛られない。自分が時間を支配する。
余談になりますが、私は海外ドラマが好きで日本モノはほとんど見ない位です。そのためテレビの画面はいつでも死体か血溜まりです…弁護士か・警察か・医者か・ゾンビか・脱獄犯が主役なので。
そんなに観ているのに、著者に指摘されるまで気が付きませんでした。
アメリカ人(外国人)は仕事せずに早く帰って遊んでいる訳ではない。
アメリカ人は朝早くから働き、定時に帰っているのだ。
まさにロケットスタートではないですか‼
ドラマでも朝からランニングをし、出勤前にはコーヒー店に立ち寄って、ゆったりと出社していることを完全にスルーしていました。
朝の7時から夕方の6時まで会社にいれば10時間働くことになります。日本で9時に出社して8時に帰るのと同じ…。午前中の集中力を知っている身としては、どちらが効率良い働き方か考えるまでもありません。
時間に追われ、振り回され、心も体も摩耗してゆくような生き方を変えたいと思うなら、さっそく何かを変えなければならないはずです。
そのためには何かを止めなければならないかもしれません。
もしそれが無駄な計画だったり、ダラダラした時間の使い方だったり、夜更かしだったら。
きっと喜んで止めれるんじゃないでしょうか?一刻も早く実践したらこの負のスパイラルから抜け出せると思うのです。
まずは、わたしの仕事を終わらせよう!
そして私はわたしの時間を取り戻すのです。