受験対策

2021受験の浪人生が増加中!?再受験を決意した大学1年が増えている?

 

迷って入学した後の大学授業

大学1年生は一般教養としての科目が多く、学科単位で同じ授業を受ける機会も多くなります。

オンライン授業では参加者は学籍番号で表示されるために、顔はわからなくても出席者を識別できます。

Aさんは地方私立大の経済学部。実は、受験時の第一志望大ではありません。

某国立大学を前期で受けましたが、旧帝大の受け皿となることも多いその大学は安全志向の受験生で倍率が高騰。

判定ではAだったにも関わらず結果は不合格となり、同じことが後期で受けた公立大学でも起こり…現在は自宅から通える私大に入学したという経緯があります。

大学のオンライン授業が始まった最初の頃は、参加者の抜けは環境が整っていないからだろうと思っていました。

しかし「参加必須」と通知のある講義やガイダンスからも少しづつ抜けていく学籍番号。

そんな時、高3の時のSNSグループで友人が発した言葉は、

「やっぱり、浪人になることにした」。

ああ、それで学生番号が抜けてきているんだ…と、Aさんは大きく納得できたと言います。

迷いが消えない大学生活

大学の通常授業が9月からと発表され、Aさんの毎日は受験後となにも変わりません。

入学式も取りやめになり、正直、滑り止めの大学に入学したAさんは気持ちを切り替える機会を失ってしまったような気がしています。

地方私大とは言え、近隣6県から学生が集まるマンモス大学。

忙しくなる大学の授業やサークル活動、新たな友人との出会いの中で、この大学で充実した4年にしよう!と自分を納得させるはずでした。

ところがぽっかり空いたスキマ。大学生はヒマだって聞くけど、こういうことではないはず。

大学生協から教科書もなかなか届かない。
オンライン授業は準備中の文字ばかり。
入部したかったボート部はシーズン中の休校措置で活動停止。

このままでいいのだろうか…と不安になってしまうのは当然ではないでしょうか。

宅浪にピッタリな生活環境

見つけたアルバイト先の映画館は、研修が終わった翌日から外出自粛でしばらく閉館になりました。

外出自粛で友人に会うことも出来ず、学校とのつながりも無く、対面会話するのは家族だけ。

手が向くのは、習慣化されてしまった英単語帳。赤本。塾のテキスト。

つい悔しい、という思いが胸を過ぎります。

自分の受験の敗因は見えていました。Aさんの場合は2次試験は手ごたえの自覚があるので、センター試験の苦手科目を中心に勉強すれば点数はとれる。

前期・後期ともに点数からどのレベルの大学を目指せばよいのかは、実際に合格した友人のデータから肌感覚でわかる。

(現実は2ランクほど落として前期合格した同級生が多かった。)

実際に経験すると大学選びも視野が広がり、今まで見えていなかった大学にも目が行きます。

そうすれば、あとは勉強すればよいだけ。

幸いにも一通り授業は済んでいる。テスト形式が変わり浪人は不利と言われてきましたが、実際は次もほとんど出題形式は変わらない

コロナにより外出規制で予備校にはどうせ通えません。昔の自宅浪人「宅浪」と同じ環境です。

点数の撮れなかった苦手箇所を勉強するのですから、浪人生にとっては「追試」を受けることと同じ。

きちんと勉強さえしていれば、追試の点数が初回を下回ることは、まずありません。

浪人生に有利なのは当たり前なのです。

そして浪人を決意

現在、Aさんは浪人を意識して過ごしています。

親には学費の面で本当に申し訳ないと思いましたが、理解してもらって、今は支援してくれています。

勉強方法は高校の時に利用していた、オンライン映像授業の塾を引き続き利用してるので、外出規制でもなんの支障もありません。

むしろ外出できないことが、自分だけという閉塞感にならずに済んでいると思っています。

何よりも「今やるべきこと」が出来たことが、目的ある生活に繋がって一日を過ごす気持ちが違うと言います。

 

Aさんの立場は外から見たら「仮面浪人」かもしれません。
現在大学1年という肩書があるから余裕もあるのかもしれません。

しかし、不合格の悔しさは誰より知っています。
現在も続くその気持ちの大きさも。

今全国的に同じ気持ちの大学生は多いのではないでしょうか?

それが毎日消える学生記番号に繋がっていると思えてならないAさんです。

1 2