就職活動対策

【文科省会見】2020新型コロナの影響で教育実習はどう変わる?時期・延期・何年生から?

5/1の文部科学省大臣会見にて、今年度の教育実習の扱いについての発表がありました。

今年度は休校措置が現在まで2か月続き、受験生や就活生のみならず、教育実習を控える大学生にも大きな影響を与えています。

今までも教育実習生に関して案が出されてきましたが、5月1日発出「令和2年度における教育実習の実施期間の弾力化について」で具体策が示されましたので、まとめて記しておきたいと思います。

教育実習の期間の短縮

今年度の教育実習の扱いについて、紋日科学省は4月3日の段階では、大学に秋以降に実習を検討するなどの留意事項の通知をしていました。

しかしその後実習先の学校の休校が長期化し、実習先の学校からは「たとえ秋以降になったとしても例年通りの実施は困難である」との声があがっています。

もちろん休校後の子供たちの授業時間の確保も大切なことですが、一方で教育実習も将来教師になるための能力や適性を考える上で不可欠であることは変わりありません。

これらを踏まえ、学校教育現場の状況を考慮しながら教育実習も実施できるように、令和2年度に限り『実習期間の三分の一までは学内での実習で代替えできる』ことになりました

例えば、小学校であれば最低三週間実施している実習を、今年度に限り二週間にすることが出来るということになります。

 本来、教育実習(事前・事後指導を除き、学校体験活動を含む。以下同じ。)はもっぱら小学校等における実習の実施が想定されている科目であるが、令和2年度に限っては、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、教育実習の科目の総授業時間数のうち、3分の1を超えない範囲を大学・専門学校等における授業により行うことは差し支えない。
ただし、各大学・専門学校等において、変更前の小学校等における教育実習に相当する教育効果を有することが認められる場合に限る。
その際、教育実習の科目の総授業時間数のうち、3分の1を超えない範囲で行う授業についても、教育実習の趣旨を満たすことができるよう、学校教育の実際を体験的、総合的に理解できるような実習・演習等として実施すること等に努めることが強く期待される。
(文科省「令和2年度における教育実習の実施期間の弾力化について」より)

 

教育実習の単位の代替え案

合わせて、臨時休業からの再開後に小中高等学校で行われる補充のための授業や、補習の実施を支援する大学生の活動を、大学の判断により教育実習の一部として位置づけることが出来ることになりました。

これは、学校再開後の『学校・子供応援サポーター人材バンク』とも関連してくるかと思いますが、教育実習が短縮された大学生に指導員としての活動を期待し、かつ単位として認める、という一石二鳥作戦とも言えます。

 小学校等における令和2年度の教育課程内での補充のための授業や教育課程に位置付けない補習を支援する等の学習支援等のために配置される人材等としての活動は、各大学・専門学校等の判断により、授業の目的と密接に関わる場合は、
・学校体験活動
・教育実習の科目の総授業時間数のうち、3分の1を超えない範囲で行う授業
として位置付けることが可能である。
(文科省「令和2年度における教育実習の実施期間の弾力化について」より)

また、特別支援学校教諭の教職課程における心身に障害のある幼児、児童又は生徒についての教育実習、養護教諭の教職課程における養護実習、栄養教諭の教職課程における栄養教育実習についても、同様となります。

これらの実習には事前・事後指導は含まれません。

4年生優先の実習制度(4月3日発表)

何といっても教育実習は、学生が学校現場での教育実践を通じて、教育者としての愛情と使命感を深め、将来、教師になるための能力や適性を考える上で、極めて重要な機会です。

このため令和2年度の教育実習に際して以下の留意事項が通知されました。

  • この春に予定していた実施時期を秋に変更すること
  • 今年度に限り4年生(卒業年次の学生)を優先に準備をしてほしいということ
  • 実習の2週間前程度から、毎朝の検温や、風邪症状の確認、実習中のマスクの常用など、万全の感染症対策を講じること

今後の見通し

今後の教育実習の具体案は、

  • 実習先の小中高の休校が解けた後
  • 大学の授業の再開後
  • 9月新学期案が可決後

に示されてくると思われます。

これからも教育実習についての情報を随時更新していきますので、引き続き注目していきたいと思います。