内定辞退が必要になる理由
それはズバリ現在、学生側の「売り手市場」が続いているからです!
なんと、うらやましい。
売り手市場とは、採用したい企業の数<学生の数から起こる現象で、学生にとっては有利な状況と言えます。
優秀な学生には内定が何社も出て、たくさんの選択肢から選ぶ事が出来る半面、お断りしなければならない内定辞退が増えることになります。
今年度は複数企業から内定をもらう学生も多く、6割以上が内定を辞退する経験をしています。ズバリ、今は内定辞退があって当然という状況なのです。
内定辞退が必要になる時期

現在の一般的な大学生の就職活動のスケジュールは、3月1日が正式スタートになっています。(令和2年現在)
大学3年3月1日~
企業の採用情報公開がスタート
・会社説明会の開催
・エントリーシート受付
・一部では面接や内々定出しも始まる
大学4年6月1日~
採用選考の開始
・面接や筆記試験など始まる
・随時内々定が出る
・学校推薦の応募受付など
大学4年10月1日~
正式な内定が出る
・内定書を受け取る
・「内定式」がある企業も
大学卒業 3月
・卒業できないと就職取り消し
新社会人 4月1日~
入社式
スケジュールから見て、内定辞退の時期は2回あります。
1回目は大学4年の10月~の内定書が出る時期です。これは内々定が出ている学生が「内定承諾書」に署名する事によって入社の承諾を認めた事になりますので、辞退する場合には署名前に申し出ることになります。
2回目の時期は年明け1月~3月のあたりで、内定承諾に署名したけれども何らかの事情で入社前に辞退しなければならなくなった場合です。他に入社希望企業がある、実家に戻らなければならなくなった、体調や周囲の状況から勤務自体が不可能など個々に理由がありますが、内定承諾書にサイン後でも辞退することは出来ます。違法ではありません。