学校改革は「図書室」から!
図書室の利用者が7倍以上に!?
校長時代に注目を集めたのが「図書室改革」。
それまではほとんど生徒が来ることのない場所だった図書室に目をつけたのです。
そこで、来たくなる図書館とはどういうところだろうかと考えた結果出した答えは…
- 生徒がくつろげる「空間作り」
- 生徒が興味の持てる「ラインナップの充実」
「空間作り」は床にラグを敷いたりソファを置くなど、くつろぎがら読むことのできる場所を加えました。
「ラインナップの充実」では、今までの伝記や物語中心の貸し出し本に加えて、仕かけ絵本などの体験型の本、ユニークな図鑑など遊びゴコロのある本を増やしました。
図書室の印象が変わるほど徹底的に変えた結果、1日20名だった利用者数が150人を超えるまでになりました!
こけしちゃん
7倍に増えたのはスゴイ!
なにより子供たちが楽しいから来るのよね♪
なにより子供たちが楽しいから来るのよね♪
このユニークな改革は話題を呼び、全国の学校から視察に訪れるほどになりました。現在でも広島の20校以上でリニューアルが進められています。
なぜ図書室をターゲットにしたのか
早川さんは「図書室とは知の探究の場所」ととらえています。
そして「本嫌いな子供はいない、読みたい本が無いだけだ」という強い信念がこの改革にありました。
知の入り口としての図書室を改革することによって、子どもたちの知力の扉が大きく開かれ、その結果読書から読解力へつながって、学力が高まる良い循環になります。
太宰はん
「読書は人生の幅を広げる」という平川さんの想いもそこに詰まっているのですね
クリエイティブな校長になろう――新学習指導要領を実現する校長のマネジメント