図書館司書の資格を取るための方法として、司書講習の受講があります。
受講するためには条件があるのですが、クリアしていれば最短で資格を取得することが出来るので注目されています!
ここでは、開催している大学・受講の条件・講習の内容・期間・費用を説明します。
講習の内容

司書資格を取るには、13科目24単位必要です。
2ヵ月の司書講習でも、大学で4年間かけても履修する科目と単位数は同じ!
だったら条件さえクリアできれば短期間で取りたい!という人にオススメなのが司書講習です。
<基礎科目>必修
・生涯学習概論
・図書館概論
・図書館情報技術論
・図書館制度・経営論
<図書館サービスに関する科目>必修
・図書館サービス概論
・情報サービス論
・児童サービス論
・情報サービス演習
<図書館情報資源に関する科目>必修
・図書館情報資源概論
・情報資源組織論
・情報資源組織演習
<選択科目>2科目を選択
・図書・図書館史
・図書館情報資源特論
・図書館基礎特論
・図書館サービス特論
・図書館施設論
・図書総合演習
・図書館実習
期間・費用・注意点
期間
- 約2か月間、多くは大学の夏休みを利用して行われる。
- 日程表に沿って大学に通い、講義に出席する。
費用
- 11万5千円~15万円(各大学ごとに異なる)
- 選考費3千~4千円、テキスト代別途必要

【確認】2020年の司書講習開催は4大学のみ!新型コロナにより中止大学も。今年は「司書講習」にもコロナの影響が出ています。 通常なら夏の期間に行われる「司書講習」ですが、今年は期間を変更したり中止にする大...
注意点
- 各科目の最終時限に試験またはレポートが課され(実習科目は除く)、それらに合格することが必要。
- 講習は数年間を要する単位修得を短期集中にて行う形式である。そのため、全科目の全時間の出席が原則。
- 講義は平日ほぼ1時限~5時限(9時~18時)までびっしりのことが多い。
- 既に履修している科目があれば、証明書を提出することで免除することが出来る(その分費用も安くなる)。
- 大学に在学中でも講習の受講・修了ができるが、卒業を待って司書となる資格が成立する。
- 学校によって厚生労働大臣指定一般教育訓練給付講座の事もある。
受給資格を満たし講習を修了した方は、希望により受講料の20%がハローワークより本人に支給される。受給資格などの詳細は、最寄のハローワークか、厚生労働省ホームページにて確認可能。
開催している大学(中止した大学あり)
実施大学 | 講習期間 | 定員 | 申込期間 | 選定方法 |
聖徳大学 (司書) | 2.7.16~ 2.9.11 | 120名 | 2.4.1~ 2.5.28 | 作文・書類審査 |
聖徳大学 (司書補) | 2.7.27~ 2.8.30 | 50名 | 2.4.1~ 2.5.28 | 作文・書類審査 |
明治大学 (司書) | 中止 | |||
明治大学 (司書メディア) | 2.6.30~ 3.3.1 | 80名 | 2.4.1~ 2.5.7 | 作文・書類審査 |
鶴見大学 (司書) | 中止 | |||
鶴見大学 (司書補) | 中止 | |||
愛知学院大学 (司書) | 中止 | |||
愛知学院大学 (司書補) | 中止 | |||
桃山学院大学 (司書) | 2.12.1.~ 3.3.5 | 150名 | 2.10.20~ 2.11.4 | 作文・書類審査 |
別府大学 (司書) | 2.7.30~ 2.10.3 | 120名 | 2.4.20~ 2.6.26 | 作文・書類審査 |
2020年度開催大学(文部科学省発表 2020.5.8最新)