シンプルライフ、断捨離、ミニマリズム。
身の回りをすっきりさせることに興味が湧いてきたら是非読んで欲しい1冊が、この『僕たちは習慣で、出来ている。』
というのも、ほとんどの人はモノが少なくなると、次にしたくなるのが「行動のシンプル化」だからなのです。
無駄を取り除くためにモノを処分するので、行動が単純になるのがシンプルライフ。
これが本来の醍醐味なのですが、シンプルな暮らしになると、むしろ「新しくやってみたいこと」が出てくることも多いのです。
シンプルな暮らしをすることで、自分が本当にしたいことや、すべきことが明確化される。
この“本当に自分のしたいこと”を習慣化することで、ラクに自分を成長させようよ、というのが本書のコンセプトです。
内容
この『ぼくたちは習慣で、出来ている。』は、意思がヨワヨワな著者が「習慣」の力を借りてガラリと人生を変えるまでの道のりと、原動力となった格言の数々がつづられています。
習慣化への50のステップ
中でも目玉となるのは“習慣を身につけるための50のステップ”。
50もあれば全部実践するのには無理がありますが、中には自分に響く内容のものがあったりします。
中でもとりわけ興味深いのは、やはり「習慣化」するためのトリガー(きっかけ)・ルーチン(繰り返す行為)・報酬(得られるメリット)の3つの関係でしょうか。
著者が習慣化するためにどのように行ったか、実生活に落とし込んだ説明が具体的で、とても参考になります。
実際にわたしも現在「5時の早起き」「早朝のヨガ」「朝の読書」を実践していますが、トリガー(きっかけ)の力を上手く使って、続ける仕組みを作ることが出来ました。
おすすめは「タスク管理アプリ」
実践中なのはスマホのアプリを習慣化に役立てる方法。
私は「ループ習慣トラッカー」というアプリでタスク管理を行っています。
一日の終わりに、今日は何が出来たのかチェックします。
出来なかったことではなく「出来たこと」を認めることが、ポジティブに続けられるコツです。
寝る時間にも「アラーム」を
私がついついやってしまうのは「夜更かし」。
そこで夜の時間にも時計のアラームを設定することにしました。
効果は絶大!
「お風呂に入る時間」が安定
↓
体が睡眠導入になる
↓
「寝る時間」が守れる
↓
「朝早く起きれる」
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習慣化
「オーディブル」におすすめの理由
私は「ちょっと読んでみたいけど…」という本は、オーディブルで聴くことにしています。
この「けど…」の部分が、オーディブルに適している理由です。
私は職業「司書」なので、本を読むことは趣味と実益を兼ねた仕事内容のひとつ。
読む速度も速く苦痛は無いのですが、とにかく読みたい本の量と時間が釣り合いません。
そこで片手間と言っては語弊がありますが、何かをしながら出来る「聴く読書」のオーディブルを活用することにしました。
結果は大成功。
今は、効率よく2~3冊同時進行で読むことに成功しています。
私がオーディブルに選ぶのは
・積ん読本
・めんどくさい内容の本
・でも読まなければならない本
・気分転換になりそうな内容の本
ということで、特に「自己啓発」「ビジネス書」などがおススメです。
意外と頭に入るし、読んだという満足感も得られます。
家事をしながら、ウォーキングをしながら、寝る前の30分間に。
1回あたり20分でもちょこちょこ聞いていると、一か月で1~2冊は読めたりします。
特に自己啓発本は、短い章立てで区切りが良く、使い勝手がバツグンによろしい。
読書を躊躇する何かを感じたら、ぜひオーディブルに切り替えてみて下さい。
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一緒に読んで欲しい本
『究極のマインドフルネス』
ご存じメンタリストDaiGoさんの、心理学を使った瞑想「マインドフルネス」入門書。
自分の「今」を見つめ、ありのままの自分に気づき、悩みや不安を解消していくステップが詳細で、とてもわかりやすい本です。
なぜ自分は習慣化できないのか、いつも挫折するのはなぜなのか、など、自分の内なる声に気づきを持つことが出来るので、おすすめです。
『スタンフォードの自分を変える教室』
こちらも、いわゆる「習慣化」することで自分を変えよう、がコンセプトの本です。
ただ導き方がスタンフォード大学で大人気の講義だっただけあって、非常に濃いです。
著者のケリー・マクゴ二ガルは、スタンフォード大学の心理学者。
彼女の「意志力の科学」という講義が“人生を変える授業”として話題になったことから本書が出版されるに至りました。
意志力は精神的な問題ではなく、行動をコントロールする術は別のところにある…その実証実験が自分で出来る理論が、まさに、ここにあります。
本書のユニークなところは、10週間のプログラムとして自分で実証実験ができること。
まるでスタンフォード大で講義を受けるような気分で、意志力のエクササイズを行えるなんて楽しいと思いませんか?
一連の「習慣化」関連の本ではピカイチの内容です。
ヨガや瞑想がなぜ意思欲のコントロールに必要なのか、きっと腑に落ちるはずです。