ここでは「図書館の情報発信」について、学校図書館の新型コロナ対策としてできることを、SLAの活動ガイドラインに沿って具体的に示します。
情報発信の重要性について
学校図書館における機能は、ご存じの通り「読書センター」,「学習センター」および「情報センター」の3つが挙げられます。
今回は「情報センター」としての機能を十分に生かし、感染症防⽌対策のみならず、学校図書館について保護者の⽅々等にも知ってもらう良い機会なのではないでしょうか。
図書館報や学校及び学校図書館のだよりといった従来の媒体のみではなく、ぜひ学校のWEB サイトなど新たな分野で広報、情報発信することが必要であると考えます。
感染防⽌等の情報
・図書館報や学校及び学校図書館の WEB サイトを通じて、感染防⽌対策などを周知す
る。
・利⽤スケジュールを管理して、利用可能な⽇時を⽣徒に周知する。
・工夫してリクエストに応じ、来館しなくても貸し出せるような仕組みの発信を行う。
学びに関する情報
・⽂部科学省の「学びの応援サイト」紹介。
・電⼦書籍で閲覧可能なサイトや、公的機関や公共図書館が配信しているwebなどを紹介する。
・教職員や学校図書館担当者のブックトーク動画を配信する。
・学校図書館オリエンテーションや探究学習の進め⽅など、オンライン上で出来る指導などを⼯夫する。
・動画授業実施の教員に対し、資料提供、場所提供などサポートをする。
・課題等に関するブックリストを、積極的に配信する。
・生徒自身の探究学習に役立つワークシートや、オンラインで活⽤できるような情報
を発信する。
まとめ
このような制限された事態だからこそ、積極的に可能な範囲でイベント開催をしてはどうだろうか?
これまでと同じスタンスでの開催は難しいが、校内放送等の活⽤、学年・クラスを分散して⾏う⽅法など、可能な限り⽣徒が楽しんで⾏える⽅法を⼯夫して取り組みたい。