図書館案内のリーフレットの作成をしていて、ふと思ったのが「リーフレットって、パンフレットと何が違うんだったかな?そういえばブックレットも…」
図書館でもよく使うアイテムですが、ついイメージで使いがち。
そこで、リーフレット、パンフレット、ブックレットの意味と使い分けを備忘録もかねて記事にまとめました。
リーフレット
リーフレット【leaflet】
小さな葉という意味の、一枚の用紙を折り畳んだものです。
- 催し物のお知らせ
- 会場地図やプログラム
- 施設の紹介 …など
載せられる情報量が少ない場合に適しています。
コンパクトで気軽に手に取ってもらいやすいので、図書館ではその場ですぐ使うような展示会の説明などに作ることが多いですね。
また簡易版「図書館の使い方」のリーフレットは、カウンターにいつでも準備しています。
パンフレット
パンフレット【pamphlet】
小さな詩集が語源の、用紙を何枚か束ねた形態の小冊子。
ちなみに49ページ以上になると「本」に区分されるので、ページ数は48までです。
- カタログ
- 施設の利用案内
- 使い方マニュアル
- 手引書 …など
中心をホチキスで止めた数ページのパンフレットは、「図書館の使い方」として新入生に配るために毎年刷っています。
ブックレット
ブックレット【booklet】
小さい本の意味です。製本されて表紙のある薄い冊子のこと。
- 電化製品などについている取扱説明書
- 車などの解説書
- CDやDVDに入っている歌詞カードや写真集
- フォトブック …など
学校法人として保存しておきたい貴重な所蔵本の年代順リストをブックレットに製本しました。
優秀な読書感想文集を毎年ブックレットの形にして学内に配布する学校も多いですね。
特性を生かして使い分けよう
実物大で作ってみたよ。
情報量よりも、扱いやすさを優先しよう!
図書館では「展示物のお知らせ」や「貸し出し・返却の案内」などの配布物を独自に制作する機会も多いかと思います。
作りが丁寧になるほど、保管しやすくなります。
対費用効果も踏まえながら上手に活用したいですね。
リーフレット …1枚の用紙を折り畳んだもの
パンフレット …複数枚の用紙を綴じたもの
ブックレット …製本された、ページの少ない小冊子