いよいよ国公立・私立大学の各受験日が近づいてきました。
どうしても学科の準備に気を取られがちですが、一番大切なのは当日の準備です。
私は職場で試験対策をしているので、毎年受験生から数々の失敗談やアクシデント、はたまた武勇伝を沢山聴いています。思わず笑ってしまったり、絶句したり、涙ぐんでしまったり…
ここでは皆さんが当日落ち着いて試験に臨めるように、進学校あるある「やっておくと便利なこと」をいくつかお教えします。
やっておくと便利なこと!
受験票・写真票は念のためコピーを2部取る
受験票のバックアップなしに出かけてはいけません。コピーは必ず2枚取って、1枚は持参、1枚は家族に置いていきます。
当日は受験票(実物)とコピーを持っていきますが、コピーはバッグの奥に入れておきます。
コピーは、万が一本物を紛失した時の「仮受験票」発行の際、受験番号照会などの手続きに役立ちます。
当日は受験票を出し入れする機会が多く、実は落としてしまうことがよくあります。
そして、ダイニングテーブルや玄関に置いたまま出発してしまった…という話のなんと多いことか!
ここは非常時に備えて、ぜひコピーを取ったらすぐにカバンにしまって下さい。
そして家族に渡した1枚は、荷物ごと無くしてしまった(バスや電車に置き忘れた)場合や事故にあった時など、万が一の時に家族が大学へ連絡する際に役立ちます。
鉛筆は多めに持って行く
鉛筆は多めに持って行くと、削る手間が省けます。
目安は6~10本位でしょうか。
休憩時間は、長い試験時間に備えてトイレタイムも必須です。
鉛筆を削る時間って意外に無いんですね。
それに鉛筆を削るくらいなら単語の一つも確認した方がいい。
また新品の鉛筆は使いにくいので、避けましょう。
消しゴムは「数とカド」が大事
消しゴムは「プラスチック消しゴム」を、2.3ヶ持って行きましょう。
カドがあって細かい部分を消しやすいもの+角が丸くて広い面積を消しやすいものがあればよし。
マークシートでない場合も、1字だけを消したい時など何かと役に立つはずです。
腕時計は「電波時計」がオススメ
腕時計は秒針付きの電波時計がベストです。
さらにソーラ機能も付いていれば、電池切れも防げます。
電池切れや故障など、念をいれて予備もう1つあったら完ぺき。
また、意外に気になる秒針音。
隣でカチコチされてたら気になってしまうかもしれません。
自分のものは大丈夫でしょうか?確認しておきましょう。
薬は一度、飲んでみる
痛み止めの薬や目薬など、使う可能性のある薬は事前に一度試してみましょう。
痛み止めの場合は副作用の「眠気の有無」の程度が心配です。
もしボーっとしてきたら問題を解くどころでは無くなってしまうかもしれません。
また目薬も、点した後に焦点が合わない・見えにくい等になってしまっては大変です。
傘は折り畳み傘を持って行く
天気が悪いときは折りたたみ傘を持っていきましょう。
もし折り畳み傘を持っていない人はこの機会に購入を勧めます。無駄にならないアイテムです。
試験に向かう道中に雨や雪が降り始めて髪や洋服が濡れてしまったら、その後の試験で負担になります。
コンビニでビニール傘を買っていたら、登校時間が間に合わなくなる可能性もあります。
また自分の長傘(ビニール傘も)を沢山の傘立ての中から探す労力を省くためにも、折り畳み傘をカバンにしまっておきましょう。
補助食を忘れないで
朝の試験に合わせて朝食を早く取ったり、夕方まで試験があったり。
なにより頭をフル回転で使うので、実は入試って結構お腹がすきます!
摸試の時にも経験がありますよね。そんな時のために補助食は必需品です。
補助食というと構えてしましますが、カロリーバーなどではなく普通のチョコレートやクッキー、菓子パンで構いません。この時、塩気が強いとノドが渇くのでご注意ください。
それから是非オススメしたいのは「栄養補助ゼリー」。緊張や体調で昼食が食べられないときでも、これなら口に出来る人も多いのでけっこう役立ちます。
おなか一杯になると眠くなるので、あえて栄養補助ゼリーをランチに持っていく人も多いですよ!
まとめ
沢山例をあげたようにも思うのですが、一つ一つはとても単純な事ばかりです。
ほとんどが必携品についてのアドバイスなので、事前準備の際に合わせて実践して頂ければと思います。
もしもの時に備えておくことほど心強い事はありません。万全を期して望めば、あとは問題に集中する事ができます。
ご健闘をお祈りします!