受験対策

「大学のインターネット出願」のやり方をわかりやすく解説!

増えているインターネット出願・web出願とは?

最近の大学受験では「インターネット出願」「web出願」をよく見るようになりました。インターネットの普及に従い、今までの紙の願書での出願に代わってウェブ上で情報を入力送信する出願方法です。

従来の紙の願書に比べると受験生の手間を軽くして時間を短縮すると共に、大学側の人権費の削減やペーパーレスで環境にやさしいなどの双方にメリットがあるため、現段階で国立大学の約46%が利用するなど急速に広がりを見せています

しかし手軽で便利になったように思える反面、導入し始めて間もないため馴染みがないのも確かです。直前になって慌てないように、一般的な流れを理解しておきましょう。

きこ先生
きこ先生
昨年、生徒の出願をサポートしました。
ポイントを押さえれば大丈夫ですよ! 

インターネット出願の手順をみてみよう

準備するもの

ここでは国立大学の一般的な流れを例にして説明します。
多少の違いはありますが、各大学も大体同じような手順です。

①インターネット環境
・インターネットに接続可能なパソコン(またはスマートフォン)
できるだけパソコンの使用がお勧めです。スマホやタブレットでも可能ですが、機能の一部が利用できないこともあるので避けたほうが賢明です。

・PDF閲覧ソフト
募集要項などPDFファイルに備えて、閲覧できるソフトをダウンロードしておきます。Adobeなど無料ソフトがあります。

・メールアドレス
出願確認メールなどが送られてくるので、メールアドレスが必要です。YahooメールやGmailなどの無料アドレスでも使用可能なので取得しておきます。

②本人写真のデータ
証明写真は紙の現物ではなく、画像データの準備が必要な場合がほとんどです。写真館で撮影したものをデータで受け取る方法もありますが、もっとも手軽なのは「フリーソフトを使って、スマホで撮ってパソコンで加工する」方法。時間も費用もかからないのでおすすめです。

インターネット出願の顔写真データはスマホで撮ってパソコンで加工インターネットが普及して、大学や高校受験の出願方法もネット上で行う時代になりました。 紙の願書で出願していた時には顔写真を用紙に貼...

③プリンター
入学願書や受験票などを印刷する場合には、プリンターが必要です。

④出願書類
調査書や推薦書など後で郵送する必要のある書類もあります。発行まで時間がかかることもあるので、出来るだけ早めに準備をしておきましょう。

⑤指定された大きさの封筒
後で郵送する書類を入れるための封筒は大きさを指定されることがあります。事前にわかる時は用意しておきます。

インターネット出願の流れと手順(国立大学の一例)

 

STEP1.インターネットで出願登録する
大学のホームページで募集要項をよく読み、専用ページから希望する学部・個人情報・顔写真データ・入金方法などを入力して送信します。

STEP2.検定料の支払いをする
検定料のほかに手数料がかかることもあるので、金額をよく確認して支払います。支払い方法はコンビニ払いやクレジットカード決済、ネットバンキングなど選べることが多いようです。支払い期限が短く、入金しないと出願登録は無効になるので注意が必要です。
また、検定料支払いの後は入力内容を変更できません。もし内容の誤りに気が付いたら、STEP1の最初から新しく登録をし直せばOKです。

STEP3.出願書類をそろえる
入学願書と調査書など必要な書類を揃えます。入学願書はプリンターで出力印刷します。調査書などは在籍高校などで発行してもらうため事前申請が必要です。

入学願書とは…入学を申請する用紙のこと。氏名・住所・学歴などの簡単な履歴書のようなものが多い。

調査書とは…一般的に「内申書」と呼ばれる書類のこと。受験資格を得るため、学生時代の単位と欠席日数の確認に使います。在籍高校で発行してもらえます。また、高卒程度認定試験合格者や大学入学資格検定合格者は合格証明書を送付するなど各々違うので、大学HPの募集要項を確認しましょう。

STEP4.書類を大学へ郵送・持参する
書類を指定の大きさの封筒に入れて郵送または持参します。郵送の場合は消印必着の日付や時間、持参の場合も必着の日時をしっかり確認します。守らないと受け付けてもらえません。冬季の悪天候での輸送状況なども考えて、早めの到着を心がけましょう。

STEP5.受験票の準備
支払いと書類送付で出願完了となり、ウェブや郵送で受験票が送信されます。印刷が必要な場合はプリンターで印刷し、自分で受験当日に備えて準備します。

 

インターネット出願のメリット3つ

大学から類取り寄せが不要

なんと言っても時間短縮が一番のメリットではないでしょうか。紙媒体の取り寄せには数日かかりますが、インターネットは直接アクセス出来るため締め切り間近でも受験が可能になります。制限時間いっぱい迷いたい時、急な志望校の変更にもフレキシブルに対応でき大変便利です。

入力ミスが無くなる

紙と違って間違えた場合の修正が簡単。さらに、申し込み前に自動でチェックされるので入力漏れが防げて、ウッカリさんも安心。また入力後もログインすれば、申込内容を確認できるので、何度も見直しチェックができる。

支払いが便利で簡単に済む・多彩な支払い方法が選べる

特に締め切り間近な時などはクレジットカード決済やネットバンキングで瞬時に支払いができ、大きな時間短縮払い忘れに繋げることができる。

 

インターネット出願の注意点

インターネット出願はとても便利ですが、すべてをネット上で完結できるわけではありません。24時間対応なのは出願の申し込みだけで、その後は従来通りの受験料の支払いや、必要書類の送付などが必要です。

出願期間は意外と短いことが多く国立大の場合は10日間ほどです。説明を詳細までしっかりと読んで、漏れのないようにしましょう。

インターネット出願が始まり、受験生にとってはたくさんのメリットが生まれたように感じます。しかしその一方で、不慣れなパソコンの操作・インターネット環境やプリンターの不備・手順や流れがわかりにくいなど、普及までにはもう少し時間がかかるようです。

しかしそんな泣きごとを言っても始まりません。大学のHPを確認する、募集要項を隅から隅まで読む(小さい字のただし書きや、注意文こそ良く読みましょう!)などして無事に出願を済ませましょう。正しい出願こそ合格への最初の一歩です!