2021年3月26日が国公立大の後期合格手続きの締め切り日、そして翌28日が追加合格発表です。
今年は追試験などの日程もあり複雑で、タイムスケジュールなどピンとこない方が多いのではないでしょうか?
これから追加合格の可能性がある受験生に向けて、体験者の話や新聞の過去記事から、追加合格電話の流れとその後のスケジュールを紹介します。
追加合格はHPで確認
昨年2020年は、3月27日が国公立大の後期合格手続きの締め切り日、そして翌28日が追加合格発表でした。
追加合格の有無の一番早い情報はホームページになります。
追加合格発表の28日に出る大学もあれば、それより早く告知されている場合もあり、各々ということのようです。
そもそも追加合格が無い場合もありますので、追加があるかどうかだけでも早くわかれば、本人にとっても精神衛生上いいんじゃないかと思います。
電話は候補者の上位から順に
電話は、通常は28日から合格に一番近かった成績順にかかってくるようです。
基本的には候補の順番どおりに連絡をして、ひとりひとりに入学の意思があるかどうかを確認してから、次の候補者に連絡がいくシステムですが、詳細は各大学の告知でご覧ください。
令和2年度学部一般入試欠員補充(追加合格)の方法について
追加合格による欠員補充を実施する場合
合格通知は,3月28日(土)又は3月29日(日)に行います。
通知方法について
出願確認票に印刷された住所及び連絡先に電話等で行います。
意思確認について
入学の意思について,直接本人に確認をしますので,不在の場合でも直ちに連絡が取れるように所在を明らかにしておいてください。なお,保護者等の代理は認められませんのでご注意ください。
追加合格者の入学手続き方法等について
追加合格通知の際に連絡します。
※なお,本学から連絡の際,再度にわたる電話連絡にもかかわらず,追加合格候補者が不在等のため,本人の意思確認ができなかった場合や,すみやかに意思表明されなかった場合は,入学の意思がないものとして取り扱うことがあります。
特に,転居等により合格通知の送付先を変更する場合は,必ず入試課へ連絡してください。
過去には、2019年3月に受験した「公立大学法人九州歯科大学一般入試の追加合格者」について、保護者に30分間連絡がつかなかったため辞退者と見なしていたことが、朝日新聞の記事で大問題になりました。
30分連絡が付かない場合、という部分は大学内規によるものでしたが、募集要項に説明はなく、大学は保護者の抗議を受け、「受験生の不利にならないようにすべきだ」として追加合格にしたようです。
このようにコンプライアンスの重視が叫ばれているご時勢ですので取りこぼしはなさそうですが、念のため追加合格発表当日の電話には気をつけてみて下さい。
詳しくは、一般社団法人 国立大学協会で見ることができます。
答えは「本人・即答」が基本
電話は早い人では、朝7時台から鳴ることもあるようです。受験時に登録した電話番号にかかってきますので、家の電話だけではなく緊急連絡先にした携帯電話も注意です。
内容は受験生本人にしか伝えられないということなので、本人が不在でもすぐに連絡を取れる態勢を作っておくとよいと思います。
確認のため受験番号や生年月日なども聞かれますが、そのあと入学意思を即答で求められます。
受験生によってはすでに気持ちを切り替えて、他の大学に入学を決めて住む場所やガス電気の手配までしていることもあるので、補欠合格の辞退も珍しくないそうです。
可能性のある人はどうするのかを考えておいた方がいいかもしれません。
その後のスケジュール
追加合格の手続きは期限内の2021年3月31日までになります。
入学金や手続きなどは、振り込みや郵送だと期限内に間に合わないので、残り数日の期限内に現金持参で大学まで入学手続きに行くことがほとんどのようです。
遠方の方は飛行機や新幹線の手配などもありますので、日程的には大変厳しいかもしれません。
追加合格と言っても、他の学生となんら不利益のない正規合格であるので安心して手続きしてください。
そして4月からは晴れて入学生となります。
皆さんに桜が咲きますように!